ド貧乏男爵家で育ったアンナは、結婚相手を見つけようと母のドレスを着て夜会に出掛ける。そこで出会ったエリオットという名の伯爵は「バツ3伯爵」というあまりにも可哀想な二つ名を付けられている男だった。 実家の借金の肩代わりと、当面の生活を援助する。代わりに、跡継ぎとなる子供を産んでほしい。あまりにも魅力的な提案に乗ってしまったアンナはエリオットの元へ嫁ぐ事になる。 結婚式よりも前にエリオットの屋敷に向かったのだが、そこには少々意地の悪い姑と、自称病弱な居候がいた。 癖強めの義理の家族と共に生活する事になったアンナだったが、エリオットは四人目の妻をとても大切にしてくれた。この人が一緒なら大丈夫かもしれないと安心しながら、アンナは雑草根性丸出しで姑と居候相手に立ち回る事にした。
更新:2024/3/7
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幼い頃から双子の姉の代わりをして生きて来た。 姉が結婚してからもそう。可哀想なお姫様は森の中で出会った王子様と結婚し、王太子妃となりました…そんな幸せな話の裏側に追いやられた女がいるなんて、この国の誰も知らない話。 初恋の美しい思い出を台無しにされ、この先も姉の召使のように生きて行かなければならないのかと諦めて生きるリリーは、ある日王太子の秘密を知る事になる。 同じ顔をした双子たちは、ただ黙って影に生きるなんて事はしたくなかった。奪われた王太子妃の椅子を奪い返す。そう決意したリリーは、姉と同じ顔である事を最大限利用する事にする。
更新:2023/12/6
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幼い頃から優秀で、成長するにつれその美貌で多くの者を魅了してきたマチルダ・フロイデンタールは、十八歳の冬に初めての恋をした。 「私と結婚してくださいませ!」そう叫んだマチルダは、生まれて初めて自分に魅了されない男に恋をした。 生まれて初めて負けた上、無様に地面に叩きつけられた。心配そうに見下ろすロルフという男子生徒に心を奪われてしまったのだ。自分よりも強い男と結婚したい、弱い男になど興味はない。 ああなんて素敵な方なのかしら!どうしたら私に振り向いてくださるのかしら?本当に彼って素敵だわ!もさもさとした長い髪も、丸めたその背中も大きな手も! うっとりと蕩けるような視線を向けられるロルフは、どうにかしてマチルダから逃げようと必死なのだが…。
更新:2023/10/4
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「令嬢たちの恋模様」シリーズの短編集になります。 本編を読まないと分からない部分が多いと思いますので、是非本編を読んでからお楽しみください
更新:2023/2/11
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元貴族令嬢レイラは、八年もの間修道院に幽閉されていた。 何をどうやったのかは知らないが、二十歳になった頃大金持ちの貿易商ネルソン家へ嫁ぐ事になる。 父は大罪人として囚われ、母も兄も同じように囚われた。 持参金を用意する事も出来ず、着古したドレスとボロボロの靴など鞄一つで嫁いだレイラを待ち受けていたのは、妻の為なら何でもすると微笑む夫、ロナルドだった。 幽閉生活の間に閉ざしてしまったレイラの心を解きほぐすように、ロナルドは素直に愛情を注ぎ込んでくれる。徐々に笑顔を浮かべるようになったレイラは、ロナルドを愛するようになっていき…。 (いつも通りなんちゃってナーロッパです。ふわっとお楽しみください) (不定期更新です。ブクマしながら更新をお待ちください) (バカップルが書きたい)
更新:2023/2/4
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「氷の妖精」と呼ばれる伯爵家令嬢サティアは、いよいよ次期侯爵、ギルバートに嫁ぐことになる。 最後に顔を合わせたのはなんと八年も前。仕事ばかりの婚約者に放置され、せめてたった一度きりの結婚式は好きにさせてもらおうと思っていたが、それは姑に台無しにされる。 友人は幸せそうにしているのに、どうして自分たち夫婦はこんななのかと悩みだし、サティアなりに歩み寄ってみる事にした。 不器用な二人が、仲睦まじい夫婦になれる日はくるのだろうか? 本編完結しました!思いつきで番外編を投稿するかもしれません。もしそちらもお楽しみいただけたら幸いです。
更新:2020/10/2
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それは唐突に突きつけられた事実だった。 「いーや?君死んでるからね」 真っ黒な髪を腰よりも長く伸ばした不審な男が、伊藤健の前に現れる。 「君の名前は伊藤健君。年齢は17歳だから享年17歳だね。死因はトラックに撥ねられた時に頭を打っての脳挫傷。おっけ?」 「おっけ?じゃねぇ」 目の前に現れた不審者と呼ぶ以外になんと呼べば良いのか解らない男が告げる自分の死。 早くに死んだ君に特典をあげると笑った死神もどきと、不慮の事故で死んだ健の、どこか緩い真夏の一日のお話。 この作品は、以前別のHP(道端地蔵 http://id11.fm-p.jp/400/drdrsafu3910/ )に掲載していた物を少々リメイクしたものになります。 変更しているのはラストの終わり方のみで、内容自体に大きな変更はありません。 現在HPの更新はしておりません…
更新:2016/12/2
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遠い昔の出来事を戯曲にし大切にしてきた魔族の国、ファータイル。そこに生まれた三人の子供たち。そのうちの一人であるエラは、将来月と呼ばれながら王家に仕える事が決まっている。 そんなの御免だと抵抗しようとするのだが、何の力も持たない非力な子供では抗う事も出来ず、魔王の命令で士官学校に入る事になる。 そこで出会った半分魔族、半分人間の王子アルフレッドと出会い、周囲の大人や仲間たちと共に徐々に己の生きる、生きなければならない道を見据え始める。 月の魔女として戦いに巻き込まれ、その中で見つけた居心地の良い場所となったアルフレッドの傍らは、エラの望む通りいられない場所で…。 全てを凍てつかせる魔力を使い、少女エラはどう生きるのか。 (カクヨムにも投稿します)
更新:2022/2/4
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